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新宿雅邸

 
場所 : 東京都新宿区四谷4丁目27−15
時期 : 2019年4月
用途 : デザイナーズホテル
依頼主 : 株式会社 雅
サイズ  : 延床面積  132 ㎡
             敷地面積  56㎡
構造設計:久米弘記建築構造研究所
​施工:有限会社 大原工務所
​設備設計施工:シー・エイチ・シー・システム
​撮影:中武 宏太
​メディア掲載
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e-architect
Contemporist

東京都新宿区の新築ホテル、「新宿雅邸」。

建築設計からインテリアデザイン、サインデザイン、家具デザインまでを総合プロデュースしました​。

インバウンド需要による東京のホテル不足から主に海外からのお客様をターゲットにしたホテルを目指しました。

外国の方々に認識しやすいように伝統的な和風柄「麻の葉」をモチーフにしたデザインを採用し、印象的な外観としました。

麻の葉

麻の葉柄は日本の伝統的図柄で幼児の産着にも用いられてきました。

麻の葉は非常に成長が早く、真っ直ぐに成長して行くため産着の麻の葉柄には子供の健やかな成長の願いが込められています。

このホテルも宿泊者と共に発展し、多くの外国人観光客に日本の魅力を伝える宿に成長することを願います。

宿泊者を暖かく迎え入れ情緒あふれる行灯のような外観のホテルです。

エントランスのインテリア

エントランス内装壁には木枠が千鳥状に組まれた展示パネルが大きく一面に設置されています。

パネルには割竹が入る部分と透明アクリル部分との2種類があります。

アクリル部分には季節や時期によって、落葉、新緑の葉、浮世絵、和風織物、水墨画など和を感じられるものをアクリルに挟み展示することができます。

お客様がホテルに入りすぐに和を感じることができる空間です。

漆塗りの床

ホテル内の床は水場以外、漆塗りの無垢赤松としています。

黒く光る漆塗りの床は足ざわりもよく、客室は高級で上品な空間が実現しました。

省エネによる空調代削減

空気の汚れ度合いの基準となるCO2濃度が高い場合のみ換気を行うシステム「CO2コントローラー」を採用。夏の冷房による冷気や冬の暖房による暖気を汚れた時(CO2:二酸化炭素濃度が高い時)のみ換気することで無駄な冷暖房代を削減することに成功しました。

調湿作用のある内壁

ホテルの内装壁は木チップが散りばめられた特別な壁紙を採用。館内の湿度が高い場合に木チップが湿気を吸収し湿度を下げ快適な環境に保ちます。

反対に館内が乾燥している場合は木チップから湿気を放出し適度な湿度を保ちます。

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